警察や検察は須藤容疑者の詐欺をどう証明したのか

ドン・ファン殺人

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた

和歌山県の資産家、

野崎幸助さんを

急性覚醒剤中毒で殺害した

として殺人罪などで起訴された

元妻、須藤早貴被告について、

和歌山地方検察庁は、

札幌市の知人男性から

現金計約2980万円を詐取した

とする詐欺罪で

追起訴しました。

今回は、起訴状などにより、

事件の内容がわかった

ので、そこからわかることを

説明します。

須藤容疑者が更に再逮捕される可能性があること
和歌山県警は、令和3年5月19日に、いわゆるドンファン殺害事件で起訴されたドンファンの元妻、須藤早貴被告を再逮捕しました。須藤容疑者が殺人罪で逮捕されたときにニュースで出ていた『会社の金をだまし取ったとして告発された詐欺』とは別件詐欺です。もしかしたら、いくつも詐欺をしていて訴えられているのかもしれません。そうなると、須藤容疑者が再逮捕されまくるという事態にもなるかもしれません。

起訴された事件の内容

今回起訴された事件は、

須藤被告が19歳当時に、

札幌市の知人男性に

『海外留学の準備金』と偽ったり

「女性にけがをさせて慰謝料などを求められている」

というトラブルの解消名目と噓をついたりして、

平成27年3月~28年1月までの間に

知人男性から計約2980万円を

だまし取ったというものです。

警察や検察が証明したこと

須藤被告が逮捕や起訴された罪は

詐欺罪です。

詐欺は、以前、

私のブログで説明したとおり、

欺罔→錯誤→財産的処分行為→財産又は財産上の利益の取得

という経路を辿らなければ成立しません。

警察や検察が

何を証明して詐欺で逮捕や起訴したのか、

構成要件に落とし込みます。

1,須藤被告が行った『欺罔』

札幌市の知人男性に対してついた

ウソの証明です。

須藤被告がついたウソは、

『海外留学の準備金』と偽ったり

「女性にけがをさせて慰謝料などを求められている」

というトラブルの解消です。

つまり、

この事実がなかったことを証明

しなければなりません。

しかし、これは簡単なことではありません。

知人男性が、須藤被告から

『いつ海外留学へ行く予定だったのか』

『いつ、誰とトラブルになったのか』

をしっかりと聞いていなければ

なりません。

ウソかホントかを確認するためには、

バクっとした話しでは証明できません。

ウソかホントかは、

須藤被告が「この人とトラブルになった」

と説明した相手から話しを聞かなければ

分からないからです。

もし、知人男性が、トラブルの相手を

『どこに住む何をしている誰なのか』

を聞いていなければ、

実在する人なのかもわからないからです。

海外留学の件も同じです。

しっかりとウソ話しを聞いていなければ、

ウソだという証明はできません。

2,須藤被告が行った欺罔による『錯誤』

これは、知人男性が「だまされた」

というのだから問題は無いと思いです。

しかし、知人男性が

『須藤被告がウソをついていること』

見破っていながらお金を渡していた場合は

詐欺が成立しません。

詐欺 完全版
詐欺罪は、欺罔→錯誤→財産的処分行為→財産又は財産上の利益の取得という経路を辿らなければ成立しません。詐欺は犯罪ですので、当然、故意が必要です。日本の刑法では、原則として、故意がある場合のみ犯罪として成立するという『故意犯処罰の原則』を採用しています。

3,『財産的処分行為』と『財産又は財産上の利益の取得』

知人男性が、

平成27年3月~28年1月までの間に

計約2980万円を須藤被告に渡した

という証明です。

現金で渡していた場合は、

客観的な証明ができません。

今回は、警察や検察が須藤被告の証明した詐欺について書きました。

これからもみなさんの役に立つブログを書いていきます

ありがとうございました!

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