警察が猫を放置して須藤容疑者を逮捕していった理由

ドン・ファン殺人

はしめに

紀州のドン・ファンこと野崎幸助さんに

2018年5月、多量の覚醒剤を摂取させて

殺害したとして、和歌山県警に

殺人などの疑いで逮捕された元妻の

須藤早貴さんに飼われていた猫が

逮捕後も都内の部屋に放置され

同容疑者の友人に保護されていた

というニュースが報道されました。

今回はなぜこういうことが起きたのか

について検討しました。

便宜供与になった事例

まず、こういうことが

過去にも起きていないか調べました。

飼い猫が放置されたという

全く同じ内容のニュースや事件は

さすがにありませんでした。

しかし、2020年10月のニュースで

今回の件と考え方が連動したような事件

がありました。

京都府警便宜供与事件

ことは2017年のことです。

窃盗容疑で逮捕して取り調べ中の男3人に

車の売却代行などの便宜供与をした

として、捜査3課の40代男性警部補を

減給100分の10(6カ月)の

懲戒処分にした

というニュースです。

警部補は

容疑者の希望をかなえてやりたかった。

親切心だったが、軽率だった

と話しており

金品の見返りや供述の誘導はなかった

という事件です。

被疑者のために便宜を図ったら処分された

という事件で、今回の件で

もし猫の処理について、取調べと関連して

警察官が便宜を図っていたら

この件と同じ結末を迎えていたかも

しれないという事件です。

便宜供与に関する規則

被疑者取調べ適正化のための

監督に関する規則という法律があります。

ここの第3条には

下記のような定義があります。

(定義)
第三条 この規則において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
一 被疑者取調べ 取調べ室(これに準ずる場所を含む。以下同じ。)において警察官が行う被疑者の取調べをいう。
二 監督対象行為 被疑者取調べに際し、当該被疑者取調べに携わる警察官が、被疑者に対して行う次に掲げる行為をいう。
イ やむを得ない場合を除き、身体に接触すること。
ロ 直接又は間接に有形力を行使すること(イに掲げるものを除く。)。
ハ 殊更に不安を覚えさせ、又は困惑させるような言動をすること。
ニ 一定の姿勢又は動作をとるよう不当に要求すること。
ホ 便宜を供与し、又は供与することを申し出、若しくは約束すること。
ヘ 人の尊厳を著しく害するような言動をすること。

今回の件では

今回の件で

猫について便宜を図っていた場合

この規則に違反する可能性がでてきます。

つまり

便宜を供与し、又は供与することを

申し出、若しくは約束すること。です。

しかし、猫という命に関わることなので

弁護士に連絡するなど、ほかに手立ては

なかったのかという疑問は残ります。

また、元妻には

憲法で認められた被疑者の権利

があります。

被疑者の権利は

私の別ブログを読んでいただければ

分かっていただけます。

元妻は元妻で自分主体で動いて

弁護士経由で猫をどうにかする手立て

がありました。

↓ブログ

被疑者の防御権
逮捕されたとき、自費で雇った弁護士と、国がつけてくれた弁護士との違いについて書きました

しかし、いくら生き物とはいえ

警察が猫を預かって世話をしたら

法律違反にあたることは間違いないです。

おわりに

今回は

和歌山県警に殺人などの疑いで逮捕された

須藤早貴さんに飼われていた猫が

逮捕後も都内の部屋に放置され

同容疑者の友人に保護されていた

というニュースについて書きました。

結論としては

猫が無事で良かったですが

こういうことは他でもあり得るケース

だと思います。

個人的には

こういうときはどうしているのか

明らかにしてほしいものです。

ニュースは

見方によって受け取り方が全く違うもの

になります。

みなさまが多面的に物事が見られる一助に

なればと考えています。

これからもよろしくお願いします。


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