証拠って?

刑事訴訟法ノート

はじめに

普段生活しているなかで

証拠はあるのか

などと言われたことはありませんか。

また

何かの被害などにあったとき

証拠がないから

などと諦めたりしたことはありませんか。

日本では

証拠裁判主義

が採用されていて

事実の認定は

証拠によらなければならない

とされています。

そこで、今回は

みなさんが生活するなかで

トラブルに巻き込まれたときなど

に欠かせない証拠のこと

について話します。

ざくっと説明

証拠が大事だといえる理由は

日本が証拠裁判主義を採用

しているからです。

証拠裁判主義とは

刑訴法317条に規定されている

『事実の認定は証拠による』

からきています。

その証拠には

直接証拠と間接証拠

供述証拠と非供述証拠

実質証拠と補助証拠

などの種類があります。

直接証拠とは

「あいつが犯人、だってBに刃物を刺したところ見たもん」

というもの

間接証拠とは

「あいつが犯人だと思う、だって現場に指紋があったもん」

というものです。

供述証拠は

「あいつが犯人、だってBに刃物を刺したところ見たもん」

という『見た』という証明なので

防犯カメラと違って記憶違いが起きる可能性

があります。

非供述証拠は

『被害者の血液がついた刃物』なので客観的です。

実質証拠は

「あいつが犯人、だってBに刃物を刺したところ見たもん」

という供述ですが

その話しをした者が視力がない人物であれば

その供述に信用性がありません。

『その話しをした者は視力がめっちゃ良い』

眼科の診断書出します』

という証拠が補助証拠なのです。

証拠の種類

証拠とは

訴訟上確認すべき事実を推認する根拠

となる資料をいいます。

ピンとこないと思うので

これから詳しく説明します。

直接証拠と間接証拠

直接証拠とは

主要事実を直接証明するのに用いる証拠

をいいます。

たとえば

目撃者の証言

被害者の供述調書

被告人の自白

です。

それに対して

間接証拠

主要事実を直接証明できないが

これを推認させる事実を証明し

その事実から犯行を推認すること

ができるものをいいます。

推認させる事実が

間接事実のことです。

たとえば

現場で採取された犯人の指紋

です。

犯人が現場にいた

という間接事実を証明し

その事実から犯行を推認

できます。

供述証拠と非供述証拠

供述証拠とは

事実の痕跡が人の記憶に残り

それが言葉により表現されたもの

をいいます。

たとえば

「AがBさんを刃物で刺したところを見た」

という供述です。

非供述証拠とは

事実の痕跡が

物の形状として残ったもの

をいいます。

たとえば

被害者の血液が付いた刃物

です。

実質証拠と補助証拠

実質証拠とは

主要事実または

その間接事実を証明する証拠のこと

です。

みなさんが想像する

証拠と思っていただいて良いです。

「AがBさんを刃物で刺したところを見た」

みたいな

被告人の犯行であることを基礎付ける証拠です。

補助証拠とは

実質証拠の信用性に関する事実

を証明するもののことです。

たとえば

目撃者の視力がないという事実は

目撃者の証言の信用性との関係が深い

補助事実です。

これを証明する証拠が

補助証拠

と呼ばれ、3つに分類されます。

3分類

1,弾劾証拠

証明力を滅殺する。

・滅殺とは、少なくすること

2,増強証拠

・証明力を強める。

3,回復証拠

・いったん弱められた証明力を増強する。

証拠裁判主義

刑訴法317条には

『事実の認定は証拠による』

と規定されています。

この規定が

証拠裁判主義

を表明したものです。

証明には

厳格な証明自由な証明

があります。

厳格な証明

そして

公訴事実の立証は

厳格な証明によるもの

である必要があります。

有罪と決めるために必要な証拠

のことです。

厳格な証明とは

刑訴法の規定により

証拠能力が認められ

かつ

公判廷における

適式な証拠調べを経た証拠

をさします。

表現がむずかしいですよね。

つまり

法律で定められた証拠調べの方式に

従って認定された証拠のこと

です。

日常生活でなら

裁判官が認定した

すごく信用できる証拠

と理解していれば

十分だと思います。

自由な証明

自由な証明は

厳格な証拠調べによる必要のない証明

をいいます。

情状に関する事実や

証拠と犯罪の関連性を基礎付ける事実

のような訴訟法的事実は

自由な証明の対象とされています。

情状とは

刑事訴追を行うかどうかの判断や刑の量定

にあたって、加減される事情をいいます。

たとえば

犯人の性格・年齢・境遇などです。

訴訟法的事実とは

勾留、保釈、訴訟条件などの訴訟手続

に関する事実をいいます。

おわりに

今回は証拠について書きました。

改めて

証拠が大事だといえる理由を説明すると

日本が証拠裁判主義を採用しているから

です。

証拠裁判主義とは

刑訴法317条に規定されている

『事実の認定は証拠による』

からきています。

当たり前ですが

証拠によって有罪か無罪かが決まります。

証拠は大切です。

何かの被害に遭うことに備え

防犯カメラを設置するなどして

証拠が集まるように工夫しておくといいですね。

読んでいただき、ありがとうございました!

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