梅沢洋容疑者が危険運転致死傷罪で送致された意味!

事例ブログ

2021年6月28日に千葉県八街市で起きた

飲酒運転で小学生を死亡させた事故で、

自動車運転死傷処罰法違反

(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕

された梅沢洋容疑者が

検察庁へ送致されました。

警察は、逮捕したときの罪名よりも重い

『危険運転致死傷罪』

で送致しています。

以前の私のブログで説明した、

アルコールや薬物の影響で,正常な運転が困難な状態で,自動車を運転する行為

という要件を満たしていると

警察が判断したということです。

子どもの命を奪った故意の事故
2021年6月8日に、千葉県八街市八街はの市道で、歩いて下校途中の小学生の列に飲酒運転をしたトラックが突っ込む事故がありました。下校中の児童男女5人が巻き込まれ、うち2人が死亡しました。この事故で、佐倉警察署は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いでトラックを運転していた梅沢洋容疑者を現行犯逮捕しました。今後の焦点は、自動車運転処罰法違反より重たい危険運転致死傷罪を適用することができるかというものです。今回のような悲惨な事故を無くすためにも、警察や検察には頑張っていただき、ぜひとも、危険運転致死傷罪を立件してほしいものです。この記事を読めば、今後、危険運転致死傷罪がどういう場面で立件されるのかが分かり、ニュースを読めば、最後の展開が分かるようになります。今回は、警察や検察に求められている危険運転致死傷罪を立件するためのハードルを書きます。

梅沢洋容疑者の呼気からは、

基準値を上回るアルコールが検出

されていた、つまり、

飲酒運転だったこと

が明らかになっていますが、

その梅沢洋容疑者が、

警察や検察での取り調べで

「勤務先に帰る途中に酒を飲んだのは

店だった」などと供述をしていること

がわかりました。

梅沢洋容疑者に酒を提供していた店は、

今後、法律で処罰される可能性が

あります。

ただし、

梅沢洋容疑者が自動車を運転すると

知らなかった場合は

罰は与えられません。

今回は、

梅沢洋容疑者に酒を提供した店がどうなるのか

そして

危険運転致死傷罪で送致された意味

について書きます。

梅沢洋容疑者が危険運転致死傷罪で送致された意味!

警察が、逮捕直後の初期段階で

『危険運転致死傷罪』で立件できる

と判断したということです。

以前の逮捕ブログでも書きましたが、

危険運転致死傷罪のハードルは

自動車運転死傷処罰法違反

(過失運転致傷)よりも高いです。

警察が今回の事件について

悪質だと判断している現れです。

次に注目するポイントは、

検察官が危険運転致死傷罪で起訴するか

ということになります。

事故にあわれた方々のため、

同じような事故を防ぐ意味でも

警察と検察には頑張ってもらいたい

と思います。

梅沢洋容疑者に酒を提供した店がどうなるのか

結論から言うと、

梅沢洋容疑者が酒を飲んだ飲食店が、

『このお客さん(梅沢洋容疑者)が、自動車を運転する可能性がある』

とわかっていながら酒類を提供

していた場合に罰が与えられます。

当然のことですが、

何も知らずに酒を提供した店には

処罰は与えられません。

飲酒運転するとわかっていながら

酒を提供した場合、

『酒類提供罪』

という罪に該当します。

梅沢洋容疑者が

『酒気帯び状態で運転していた』

と認定されれば、

2年以下の懲役または30万円以下の罰金。

梅沢洋容疑者が

『酒酔い状態で運転していた』

と認定されれば、

3年以下の懲役または50万円以下の罰金

に処されます。

酒気帯びと酒酔いの違いは、

酒気帯びが『呼気1リットルあたりのアルコール濃度が0.15ミリグラム以上か、血液1リットルあたりのアルコール濃度が0.03%以上の場合』

酒酔いが『酒気を帯びた状態で、アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態』

です。

今回、危険運転致死傷罪が適用されるなら、

酒酔いになる可能性が極めて高いです。

酒酔いの要件である

『酒気を帯びた状態で、アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態』

が、危険運転致死傷罪の要件と

カブるからです。

さいごに

報道によると、事故があった現場には、

目立ったブレーキ痕は確認されていない

といます。

つまり、ブレーキすら踏めないほど

正常な運転ができていない中で

事故を起こしたということです。

これは、

危険運転致死傷罪の構成要件である、

アルコールや薬物の影響で,正常な運転が困難な状態で,自動車を運転する行為

を証明する情況証拠になります。

情況証拠だけで有罪になるのか
近年、情況証拠を積み重ねて逮捕などをした事件が目立っています。しかし、情況証拠は最近になってできた新しい制度ではありません。少しでも世間の法律に関するリテラシーを上げていきたいという一心で、今回は情況証拠について書きます。結論から言うと、情況証拠だけで裁判で有罪にすることが可能です。今回は判例などをもとにしてこれを説明します。

梅沢洋容疑者は、警察や検察に正直に話し

自分が犯した罪をしっかり償うべきだと

考えます。

私は、こういった飲酒運転をなくすためには

飲酒運転の厳罰化をすることが一番効果的

だと考えます。

飲酒状態で運転をして

人を死亡させる事故をおこしたら

殺人罪を適用する

というくらい厳しい法改正が必要だと

声を挙げます。

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました!


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