宮本容疑者の犯人性

事例ブログ

大阪市北区のカラオケパブ「ごまちゃん」で経営者の稲田真優子さんが殺害された事件で、逮捕された宮本浩志容疑者が起訴されました。

つまり、これまでに警察と検察が集めた証拠で、これから裁判をしてあらそうということです。

宮本容疑者は、起訴まで、事実を認めませんでした。

今回、事件当日に宮本容疑者が履いていたとみられる靴や服に稲田さんの血液がついていたことや、稲田さんが血だらけで亡くなっていたのに宮本容疑者は逃走時に返り血の付いた服を着ていなかったことなどが明らかになりました。

今回は、こういった事実が裁判でどう影響するのかについて書きます。

梅沢容疑者の犯人性

1,事件当日に宮本容疑者が履いていたとみられる靴や服に稲田さんの血液がついていたこと

・これは、稲田さんが血液を流した現場に宮本容疑者にいた、あるいは、稲田さんが血液を流した現場に宮本容疑者が行ったと強く推認される証拠です。

・しかし、血液ですので、宮本容疑者が「誰かに塗られた」と言い訳する可能性が考えられます。

・しかし、この言い訳が裁判官や裁判員に届くかが問題になります。

・宮本容疑者は、現場ビルの防犯カメラ映像から、稲田さんが殺害されたと認められる時間帯に現場ビル内にいたことが認められます。

・ほかにも、稲田さんにストーカーまでしていた事実も認められます。

・こういった情況証拠と合わせて考えると、もし、宮本容疑者が「誰かに塗られた」などと証言したとしても、宮本容疑者が稲田さんが殺害された現場に居た、つまり、宮本容疑者が稲田さんを殺害したと疑われる要素になります。

大阪カラオケパブ殺人事件の4証拠
2021年6月18日、大阪市北区のカラオケパブで経営者の稲田真優子さん(25)が殺害された事件で、大阪府警は、店の常連客だった兵庫県西宮市高須町に住む会社員宮本浩志容疑者(56)を逮捕しました。逮捕した容疑は殺人です。逮捕された宮本容疑者は、大阪府警の取り調べなどで「店には行ったが、やっていない」と容疑を否認しています。報道によると、稲田さんが殺害されていた『ビル1階の防犯カメラ』には、稲田さんが6月11日夕方に出勤して以降、退勤する姿が記録されていなかったし、事件が起きたとみられる時間以降に宮本容疑者がビルを出る様子が映っていたとされています。稲田さんが殺害されていた部屋は5階ですし、雑居ビルが現場ですので、ビル1階の防犯カメラには、それなりに人が出入りしていた状況が記録されているものと思われます。しかしながら、警察は、裁判官から逮捕状を得て宮本容疑者を逮捕しています。警察は、この防犯カメラ映像だけでなく、岡庭容疑者や須藤容疑者を逮捕したときのような情況証拠をそろえて宮本容疑者を逮捕したものと推察されます。今回は、どのような証拠を集めて宮本容疑者を逮捕したのかについて検討します。

2,稲田さんが血だらけで亡くなっていたのに宮本容疑者は逃走時に返り血の付いた服を着ていなかったこと

・稲田さんの体には刺し傷などが十数カ所ありました。

・つまり、稲田さんを刺した犯人は、稲田さんの血を浴びている可能性が高いということです。

・しかし、防犯カメラ映像に映っていた宮本容疑者の服には、血液が付いていませんでした。

・つまり、宮本容疑者が、あらかじめ着替えなどを用意していたということです。

・宮本容疑者に有罪判決が出た場合、計画的な犯行とみなされ、罪が重たくなる可能性が高いです。

・情況証拠は積み重ねれば積み重ねただけ、強固な証拠になります。

情況証拠だけで有罪になるのか
近年、情況証拠を積み重ねて逮捕などをした事件が目立っています。しかし、情況証拠は最近になってできた新しい制度ではありません。少しでも世間の法律に関するリテラシーを上げていきたいという一心で、今回は情況証拠について書きます。結論から言うと、情況証拠だけで裁判で有罪にすることが可能です。今回は判例などをもとにしてこれを説明します。

さいごに

今回は、起訴された宮本容疑者が稲田さんを殺害した犯人かについて検討しました。

稲田さんを殺害した凶器は発見されていませんが、稲田さんの血液がついた服や靴が見つかっていることは、非常に大きな証拠です。

今後も、この事件について注視していきます。

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