大阪カラオケパブ殺人事件の4証拠

事例ブログ

2021年6月18日、

大阪市北区のカラオケパブで

経営者の稲田真優子さん(25)

が殺害された事件で、

大阪府警は、店の常連客だった

兵庫県西宮市高須町に住む会社員

宮本浩志容疑者(56)を逮捕しました。

逮捕した容疑は殺人です。

逮捕された宮本容疑者は、

大阪府警の取り調べなどで

「店には行ったが、やっていない」

と容疑を否認しています。

報道によると、

稲田さんが殺害されていた

『ビル1階の防犯カメラ』には、

稲田さんが6月11日夕方に出勤して以降、

退勤する姿が記録されていなかったし、

事件が起きたとみられる時間以降に

宮本容疑者がビルを出る様子が映っていた

とされています。

稲田さんが殺害されていた部屋は5階ですし、

雑居ビルが現場ですので、

ビル1階の防犯カメラには、

それなりに人が出入りしていた状況が記録

されているものと思われます。

しかしながら、警察は、

裁判官から逮捕状を得て

宮本容疑者を逮捕しています。

警察は、この防犯カメラ映像だけでなく、

岡庭容疑者や須藤容疑者を逮捕したとき

のような情況証拠をそろえて

宮本容疑者を逮捕したものと推察されます。

今回は、どのような証拠を集めて

宮本容疑者を逮捕したのかについて検討します。

茨城県境町殺人事件の推理
警察は次女に使われたスプレーと同一の可能性があるとみて確認している最中です。つまり、事件前に岡庭容疑者が犯行用具を持っていた可能性がある人物ということになります。別事件での押収品とは、昨年11月に警察が殺人予備罪で岡庭容疑者の自宅を捜索したときの押収品のことだと思われます。警察は、岡庭容疑者から刃物や衣類など計約600点を押収しています。そして『別事件での押収品の刃物の鑑定結果から』とあるのは、小林さんご夫婦や長男などの血液が、この刃物に付着していたという意味だと捉えるのが自然だと思います。室内から凶器が見つかっていないことから、岡庭容疑者が凶器を自宅に持ち帰って保管していた可能性はあると思います。
紀州のドン・ファン殺人事件をどう証明したのか
2021年4月、和歌山県警が紀州ドン・ファン殺人事件の犯人として元妻を逮捕しました。逮捕に3年かかりました。その間、和歌山県警は元妻が犯人であるという情況証拠を積み重ねました。情況証拠は積み重ねれば有罪に持ち込む力があります。今回は、和歌山県警が逮捕まで持ち込んだ情況証拠について説明します。
カラオケパブ殺人事件は有罪か
今日、宮本容疑者が送致されました。これから、警察と検察の共同で捜査が進められることになります。宮本容疑者が逮捕されたカラオケパブ殺人事件について新しい情報が出ました。宮本容疑者は11日に店を訪れ、午後8時までの営業時間後も滞在したこと。そして、午後9時過ぎに稲田さんと従業員の2人に見送られる形で退店していたこと。しかし、ビル1階出入り口の防犯カメラ映像を解析した結果、宮本容疑者がビルを立ち去ったのは午後10時ごろだったこと。仕事を終えた従業員の方が宮本容疑者よりも先にビルを出ていたこと。稲田さんは従業員が退勤した後、店内に残って1人で後片付けをしていたこと。この頃から稲田さんとの連絡が途絶えたこと。宮本容疑者はビル内で姿を隠した後で再び店に戻った可能性が高いこと。稲田さんは事件前に「しつこく言い寄る客に困っている」と周囲に相談しており、宮本容疑者が一方的に好意を寄せていたとの情報があること。宮本容疑者が逮捕された理由は、こういった情況証拠の積み重ねによるものでした。

稲田さんが殺害されたという証明

まず必要なのは、

稲田さんが自殺ではないという証明が必要です。

これは、殺人事件であるということ

を特定するために必要不可欠な証明です。

今回の場合、

刃物を防ごうとしてできた傷、

いわゆる防御創があり、

首や胸などに十数カ所も刺し傷などがありました。

肺にも達している傷もあるので、

稲田さん本人が自分でやったというのは

不可能です。

よって、

誰かの手によって殺害されたことは明らかです。

この証明は、問題なくできるものと認めます。

稲田さんへのストーカー行為

稲田さんの知人が報道に

このように話しています。

・稲田さんはストーカーのように頻繁に電話してきたり、

絡んでくる男がいて困っていると愚痴っていた

・その男はヒロシという名前だと聞いていた

・店でいきなりブチ切れて立ち上がり、

怒り出したりする

・着信が1日に5回、10回とある

・本当にしつこい

・悩んでいたし、怖いと話していた。

現在、この話しは『おくそく』の域を超えません。

しかし、稲田さんが殺害されていた現場で発見された

稲田さんの携帯電話などを解析すれば、

このストーカー行為をしていた人物が

宮本容疑者であると特定できるかもしれません。

そうであれば、

一方的な恋愛感情が満たされなかったこと

に対する腹いせで

稲田さんを殺害しようと考えた

と疑う要素になります。

稲田さんと宮本容疑者の出入り

稲田さんが殺害されていたビル1階には

防犯カメラが設置されていました。

その防犯カメラには、

稲田さんが6月11日の夕方に出勤して以降、

退勤する姿が記録されていませんでした。

その一方で、

事件が起きたとみられる時間以降に

宮本容疑者がビルを出る様子が映っていました。

稲田さんが殺害されていたビルは、

いわゆる雑居ビルで、

稲田さんの店以外にも

人が出入りする部屋があります。

ビル1階の防犯カメラには、

それなりに人が出入りしていた状況

が記録されているものと思われます。

この防犯カメラ映像だけで

宮本容疑者を逮捕したとは考えにくいです。

情況証拠

宮本容疑者が逮捕された

2021年6月18日時点で分かっている

情況証拠を書きます。

1,防犯カメラ映像

稲田さんが殺害された

ビル1階にあった防犯カメラのことです。

この防犯カメラには、

稲田さんが6月11日の夕方に出勤して以降、

退勤する姿が記録されていませんでした。

その一方で、

事件が起きたとみられる時間以降に、

宮本容疑者がビルを出る様子が映っていました。

2,稲田さんの携帯電話(推定)

稲田さんの携帯電話を解析すれば、

稲田さんのストーカーをしていた男のこと

が分かります。

携帯電話が破壊されていた

という報道は出ていないので、

おそらく、

破壊されていなかったものと考えられます。

3,稲田さんへのストーカー(推察)

宮本容疑者が、

本当に稲田さんのストーカーをしていた男

であれば、

一方的な恋愛感情が満たされなかったこと

で稲田さんを殺害した

という動機が推認されることになります。

4,宮本容疑者の家などから押収される証拠物

警察が、宮本容疑者の家などから

証拠物をどれだけ見つけることができるか

が大切です。

稲田さんへのストーカー行為をした証拠や

稲田さんを殺害するために使った凶器など

が家から発見されれば、

合わせ技で、

ものすごく強い情況証拠になりえるからです。

今回、警察がどのような情況証拠を集めて

宮本容疑者を逮捕したりしたのか

について検討しました。

今後も、

この事件に注目していきたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!


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