刑訴法とは!!

刑事訴訟法ノート

刑事訴訟法とは

 刑法が規定する犯罪が

 実際に行われたのかを認定し

 刑罰権が発生している否かを確定する手続きであり

 実際に犯罪事実があったのか

 という過去の事実を明らかにしていくためのもの

 です。

民事訴訟法との違い

 民事訴訟法は

 民法などの民事法を実現するための手続法です。

 私法上の権利が

 現時点で存在するか否か

 を裁判で確定することによって

 当事者間の私的紛争を解決していくものです。

 つまり、、、刑訴法とは違い

 現在の権利の存否が問題になるのです。

 刑訴法は過去の事実の存否

 民訴法は現在の権利の存否

 が問題なのです!

 ここが根本の違いです。

刑事訴訟法の目的

 刑事訴訟法は

 真実発見と人権保障のため

 にあります。

 過去に

 一定の犯罪事実があったかどうか

 その真実を発見することが目的です。

 そして

 その真実発見の手続きを進めるに際しては

 被疑者や被告人の人権保障を十分に図りながら行わなければなりません。

 刑事訴訟法は

 憲法31条(法定手続の保障)の要請

 により存在する法律なので

 刑事訴訟法に規定がない事態が起きたら

 憲法の理念に沿って基準を考えなければなりません。

憲法第31条(法定手続の保障)

 何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。

刑事訴訟法第1条(本法の目的)

 この法律は、刑事事件につき、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正且つ迅速に適用実現することを目的とする。

手続き

 裁判で決着つけるのがメイン箇所で

 ここを公判手続といい

 その準備が部分が捜査です。

 捜査とは

 訴訟を追行していくうえで必要な被告人自体の身体を確保することと

 裁判に必要な証拠を集める手続き

 です。

 この捜査で証拠が集まり

 検察官が訴追の必要があると判断したとき

 裁判所に対して起訴がなされる。

 この段階を

 公訴提起または起訴といい

 刑事訴訟法の中核は『捜査、公訴提起、公判維持』

 という3つの部分です。

 捜査が始まる切っ掛けを

 『捜査の端緒』

 と呼び、警察官による職務質問や自動車検問などで

 『犯罪が行われたのではないか』

 と疑われたときが、これに当たります。

 捜査の後は

 検察官が起訴するか否かを自由に決定

 します。→別のブログで書きます☆

 起訴されると

 検察官主張の事実があるかを証拠によって検察官が立証していき

 判決を迎えます。

 このときの立証責任は検察官に存在します。

刑法との関係

 法律なければ犯罪なし

 法律なければ刑罰なし

 手続きなければ刑罰なし

 刑法は犯罪と刑罰を規定していますが

 刑事訴訟法の手続きによってのみ実現することができます。

 つまり

 刑法は刑事訴訟法の手続きに依存しなければ実現しないため

 犯罪が起きても犯人を直ちに処分することができないということです。

 刑法(実体法)より刑事訴訟法(手続法)のほうが優位なのです。

 刑事訴訟法の役割は

 真実追及・犯人処罰のための活動を一定の手続きによって抑制すること

 なのです。

 だから・・・

 刑事訴訟法の手続きに従って判決が確定するまでは

 有罪か無罪かわからないという前提で考えなければならないのです。

 その理由は

 刑罰を規定する刑法より刑事訴訟法のほうが優位だから

 に他ならないのです。

このブログの最後に・・・(憲法や刑事訴訟法の考え方)

 凶悪犯10人の中に紛れ込んでしまった無実の1名を犠牲(有罪)にしてはいけない

 というのが憲法や刑事訴訟法の価値観で

 憲法13条(個人の尊重)に規定されている

 『たった一人の個人であっても社会の犠牲になってはならない』

 という考え方そのものなのです。

憲法第13条(個人の尊重)
 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

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